◆歯科医院が行うホワイトニングと自分で行うホワイトニング(セルフホワイトニング)の違いは?

歯科医院で行うホワイトニングでは、「過酸化水素」や「過酸化尿素」を主成分とするホワイトニング剤を使用します。過酸化水素や過酸化尿素は、洗濯で使用する漂白剤にも配合されている成分で、歯を化学的に漂白する作用があります。これは歯科医師の監督のもとでしか行うことができない医療行為です。
一方、自分で行うセルフホワイトニングというのは、エステサロンで受けるホワイトニングです。ホワイトニング剤を用いて歯を白くする点は同じなのですが、薬剤の濃度が低く、歯科医院で受けるホワイトニングほどには歯が白くなりません。また、エステサロンには、歯科医師や歯科衛生士の資格を持ったスタッフが在籍していないため、施術を行うのは患者さんご自身となり、色むらなどが生じやすくなっています。ただ、オフィスホワイトニングと比較すると、費用を安く抑えられたり、痛みなどの症状が生じにくかったりと、いくつかのメリットもあります。
◆オフィス、ホーム、セルフのホワイトニング法の比較
オフィス | ホーム | セルフ | |
---|---|---|---|
方法 | ホワイトニング剤を歯に塗布し、光を照射する | マウスピースに薬剤を塗布し、一定時間装着する | 薬剤の塗布から光照射まで自分で行う |
メリット | ・即効性が高い ・安全性が高い ・数回の通院で完了 |
・ホワイトニング効果が長持ちする ・好きな時、好きな場所で施術できる |
・費用を安く抑えられる ・痛みの症状が生じにくい ・施術後の食事制限がない |
デメリット | ・ホームよりも色戻りが早い | ・即効性が低い ・自分で施術しなければならない |
・ホワイトニング効果が低い ・色むらなどが生じやすい ・自分で施術しなければならない |
オフィス | |
---|---|
方法 | ホワイトニング剤を歯に塗布し、光を照射する |
メリット | ・即効性が高い ・安全性が高い ・数回の通院で完了 |
デメリット |
・ホームよりも色戻りが早い |
ホーム | |
方法 | マウスピースに薬剤を塗布し、一定時間装着する |
メリット |
・ホワイトニング効果が長持ちする ・好きな時、好きな場所で施術できる |
デメリット | ・即効性が低い ・自分で施術しなければならない |
セルフ | |
方法 | 薬剤の塗布から光照射まで自分で行う |
メリット | ・費用を安く抑えられる ・痛みの症状が生じにくい ・施術後の食事制限がない |
デメリット | ・ホワイトニング効果が低い ・色むらなどが生じやすい ・自分で施術しなければならない |
◆ホワイトニングのメリット
ホワイトニングとは、専用の薬剤を用いて歯を漂白し、削ることなく黄ばんでしまった歯の白さを取り戻す治療です。
歯は下記のようなさまざまなことが原因で、着色してしまいます。
色の濃い食べ物や飲み物
コーヒー、ワイン、チョコレート、カレーなど
喫煙
タバコのヤニ
加齢
歯の質が変化することによる着色
日本人は欧米人ほど歯の白さにこだわりがありませんでしたが、近年ではその意識が変わりつつあり、顔の印象を左右する重要なパーツだと考えられています。
それにつれて歯のホワイトニングは特別な治療ではなくなり、気軽に受けられるメンテナンスになってきました。
◆こんな人におすすめ
歯が白くなると、「初対面の人との第一印象がよくなる」「自信を持って笑顔になれる」などのメリットがあります。着色が気になっている人みなさまにおすすめですが、特に下記のような人がホワイトニングを受けています。
☑ 営業や接客など、仕事で人と接する機会が多い
☑ 結婚式など、写真に残るような大きなイベントがある
☑ 同窓会やパーティーで、たくさんの人に会う予定がある
☑ 就職や転職で、新しい環境がスタートする
☑ 歯の色にコンプレックスがあって、自然な白にしたい
☑ 自身のある笑顔で第一印象をよくしたい
当院では、ご希望の期間で白い歯を目指せるよう、「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」をご用意しています。
◆ホワイトニングの症例
ホームホワイトニングで歯を白く
歯に染み付いてしまった色素を、歯を削らずに薬剤を使って漂白することで白い歯を取り戻します。
開始前(3/26)
終了時(4/10)
治療期間 約3週間
費用 25,000円(税別)
●ホワイトニングのリスク
知覚過敏が出ることがあります。(一時的に歯がしみたり痛みを感じたりする事があります)
●タッチアップのおすすめ
ホワイトニング効果は永久的ではありません。
そのため、定期的なタッチアップをおすすめしています。ホワイトニングの色の戻りは個人により異なりますが、半年~1年の間に医院に再来院しタッチアップについてご相談ください。
追加のホワイトニングジェル(1,500円+tax)をご購入いただき、お口の中のクリーニングを行うことで、毎回ホワイトニング費用を掛けずに白い歯を取り戻すことができます。
◆ホワイトニングの種類

ホワイトニングには、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、ご自宅で行う「ホームホワイトニング」があります。治療期間や通院のご都合などに合わせてお選びいただけます。
上記の2種類を組み合わせることで効率的にホワイトニングを行うことも可能です。過去に歯の色が早く戻ってしまったり、なかなか白くならなかったりした経験のある方は、ご相談ください。

●オフィスホワイトニング
歯科医院で歯科医師、または歯科衛生士が歯の表面に薬品を塗り、光を当てて白くします。薬剤によっては光を当てない場合もあります。通院だけで準備や片づけの手間がなく、ムラなくケアできるというメリットがあります。
歯の状態にもよりますが、1回から数回の通院が必要です。
短期間で歯を白くすることができる半面、色が戻りやすいともいわれています。
オフィスホワイトニング | 価格 | |
---|---|---|
(2日) | 片顎 | 15.000円 |
両額 | 25.000円 | |
(3日) | 片顎 | 21.000円 |
両額 | 36.000円 | |
(4日) | 片顎 | 27.000円 |
両額 | 47.000円 | |
(5日) | 片顎 | 33.000円 |
両額 | 58.000円 |
※知覚過敏抑制ジェルは1日分無料
2日以降は1.000円

●ホームホワイトニング
ご自宅などで行うホワイトニングです。オーダーメイドのマウストレーに薬剤を塗り、毎日一定時間お口に装着します。ご都合のよい時間に行うことができるので、忙しくて歯科医院に行けない方やゆっくり歯を白くしていきたい方にぴったりです。しかし、自分で行う手間がかかり、慣れるまではムラなどが起きやすい可能性もあります。
時間をかけて白くするため、白さが続きやすく、白くなり過ぎる心配がありません。
ホームホワイトニング | 価格 |
---|---|
片顎(ジェル3本付) | 15.000円 |
両額(ジェル5本付) | 25.000円 |
追加ジェル 10% | 1.250円 |
追加ジェル 15%・20% | 1.500円 |
●ディアルホワイトニング(パーフェクトホワイトニングパック)
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。 ご自宅でホームホワイトニングをするとともに、歯科医院でもオフィスホワイトニングを受けます。短い期間で歯を白くすることができ、その白さを長持ちさせられます。 歯の色が早く戻ってしまったり、なかなか白くならなかった方にお勧めです。
パーフェクトホワイトニングパック (ホームホワイトニング + オフィスホワイトニング 2日) |
価格 |
---|---|
片顎 | 27.000円 |
両額 | 47.000円 |
ホワイトニングをする前にチェック
ホワイトニングの効果を長持ちさせるために、下記の点をご確認ください。
●ホワイトニングには個人差があります。また、オフィスホワイトニングは3~10ヶ月ほどで、ホームホワイトニングは6~12ヶ月ほどで、少しずつ色が戻ってきます。ご希望の白さを保つためには、定期的なホワイトニングをおすすめします。
●次の人は、ホワイトニングを受けることができません。
・無カタラーゼ症の方 ・エナメル質形成不全、もしくは象牙質形成不全の方 ・入れ歯や差し歯など、人工の歯の方
・病気や神経を抜いたことなどによる内因性変色がある方 ・妊娠中、授乳中の方
●ホワイトニング当日はコーヒー、お茶、ワイン、カレーなどの着色しやすい飲食物や、タバコはお控えください。
はつだ歯科クリニックのホワイトニング剤

当院では、世界的にも広く使用されている「オパールエッセンス」を使用しております。
歯科治療の先進国であるアメリカでも、最もポピュラーなホワイトニング剤のひとつです。茶渋やタバコのヤニによる着色だけでなく、薬剤や先天性の疾患に由来する歯の変色も改善することが可能です。
医薬品含有歯科用歯面清掃補助材として認められており、効果的に歯を白くすることができます。