「あいうべ体操」って知ってますか!?
2019年2月26日
みなさん、こんにちは。
朝晩はまだ冷え込みますが、日中は春の気配を感じるこの頃です。
春になれば近所の公園で、新緑を感じる深呼吸でもしたいものですよね(笑)
深呼吸といえば、、、皆様、突然ですが普段「呼吸」を意識した事がありますか?
呼吸には口呼吸と鼻呼吸があります。
鼻から空気を取り込む鼻呼吸は、鼻毛や扁桃組織がホコリや花粉、ウイルスなどの侵入を防ぎ異物が取り込まれにくいのが特長です。鼻がフィルターと加湿器の両方の役目を果たしているので病気を予防する事ができます。
一方、口呼吸は乾いた空気が直接気管や肺に入る為異物やウイルスも一緒に侵入して、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。また、いびきをかきやすくなったり、睡眠時無呼吸症候群などを引き起こすリスクも高まります。
表)口呼吸が引き起こす体の不調
口呼吸の原因はさまざまですが、
①軟らか食(口の周りの筋肉が発達しないため)
②言葉の変化(メールなどで会話をしなくても意志を伝えられる)
③口遊びの減少(口笛を吹けない人が多数)
④アレルギー疾患の増加(花粉症、アレルギー性鼻炎だとますます口呼吸に)
などがあげられます。
口呼吸と密接な関わりがあるのが舌の位置です。
口を閉じた状態で舌の先端がどの位置にあるか確認してみて下さい。
前歯の裏側に当たっていたら要注意!!口呼吸の恐れがあります。
正しい位置は上あごにピタリと付いている状態です◎
口呼吸の原因である口と舌の筋肉を鍛えるのが、「あいうべ体操」です。
「あいうべ体操」は、みらいクリニック(福岡県)の今井一彰院長が考案した口呼吸予防の体操です。
1~4を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けます。
最初は疲れたりすると思うので無理せずに徐々に回数を増やすのがいいと思います。
オススメは入浴時や就寝前です。浴室は湿度が高いので口の中が乾燥しません。就寝前に行う事で就寝中に極端に少なくなる唾液の分泌をカバーする効果もあります。
「あいうべ体操」は小顔効果(顔のむくみの解消)、ほうれい線の解消にも期待が出来るそうですよ(≧∇≦)
また、お子様の歯列の不正に関与している場合も多くあり(下図)、口呼吸や夜のいびきをされているお子様には、将来の歯並びの上でも効果があります!
口呼吸に見られる歯並びの変化 (開咬)
継続は力なり!!みなさんもチャレンジしてみて下さいね♪