院長ヒストリー ~医療人としての根源~
私は、歯科医の父と、歯科医の娘である母という歯医者一家に、次男として生まれました。
父は、どんな時も優しく、今でもほとんど怒らないあたたかい人です。小さい頃から、仕事をする父に憧れを持つ気持ちがありました。
母は、愛情の深い人で、それがゆえの厳しさを持った人です。
また母方の祖父は、非常に職人気質な歯科医師で、入れ歯を作ればほとんど無調整で患者にお渡しができる、と評判の歯医師だったそうです。職場ではすごく厳しい祖父だったそうですが、孫の私に対しては、とても優しいおじいちゃんでした。
そんな歯医者家庭に育った私でしたが、5歳ごろからアトピー性皮膚炎に悩まされるようになりました。
就寝し、無意識のうちに手足を搔きまわり、朝起きると手足の関節が血まみれで、動かすとかさぶたがはがれて痛くて腕も伸ばせない、というような状態になる日もありました。顔に掻き傷や湿疹ができて、学校に行くのが辛かった日もありました。
しかし、優しくも厳しい母は、学校に毎日通うことを辞めさせませんでした。そして、名のある医者があると噂を聞くと、どんなに忙しくても、学校終わりに遠くの医者の所へ連れて行ってくれました。
色々な医者や、方法を試しましたが、なかなか状況は好転しませんでした。
しかし、10歳ごろに出会った皮膚科の先生が、
「20歳になれば体の抵抗力も強くなる。そうすればきっと状況は良くなるよ!その時に強い肌になっていられるよう、頑張ろう。」
と言ってくれました。
その先生は、極力弱いステロイドの塗り薬で、即効性はないけれど、将来を見据えた塗り薬を処方し続けてくれました。(今の治療法はわかりませんが、当時は悪いところがあれば、強いステロイドの塗り薬で改善していました。しかし、ステロイドには副作用もあり、塗りすぎると肌が弱くなるということでした。)
そのおかげで、20歳を越えると、ひどい症状は出なくなり、保湿程度のメンテナンスで快適に生活を送ることができるようになりました。今は通院していませんが、その先生の事は今でも恩人として、感謝しています。
そのような経験から、自分も医療の力で人を救って上げれるような人になりたい、と思うようになり、父の影響もあり歯科医師を目指すことになりました。そして、歯科医師になってからも、その場限りの治療ではなく、患者様にとって、将来にきちんとつながる医療を提供できる歯科医師になろうと思ったのです。
僕の医療人としての根源は、父・母・祖父・皮膚科の先生からきていると感じています。
患者様の将来を見据え、きちんとした医療が提供できるよう、自分に厳しく自己研鑽をし、患者様が安心してもらえる一言をかけられる、そんな歯科医師になりたいと思っています。
はつだ歯科クリニック 院長 初田和史
医院名 | はつだ歯科クリニック |
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院長 | 初田 和史 |
住所 | 〒651-2113 兵庫県神戸市西区伊川谷町有瀬320-1 |
電話番号 | 078-976-2001 |
URL | https://www.hatsuda-dc.com/ |
診療内容 | むし歯、歯周病、小児歯科、入れ歯(義歯)、予防・クリーニング、ホワイトニング、セラミック治療、インプラント、歯科口腔外科、矯正歯科、インビザライン、マウスピース製作、各種歯科検診など |
概要 | 神戸市西区伊川谷町・垂水エリアにある歯科医院です。当院ではご納得・ご満足いただける治療のために、治療開始前のインフォームドコンセント・インフォームドチョイスを心掛けています。充分なご理解をいただき、納得できる治療方法をご選択ください。 |
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