むし歯・歯周病予防のために、忘れないでほしい「就寝前」の歯磨き
皆さんこんにちは!
神戸市西区伊川谷町有瀬にある、「はつだ歯科クリニック」です。
むし歯・歯周病予防の基本は、毎日の歯磨きです。
毎食後、歯を磨くことができれば理想的ですが、そうすることが難しいことも時にはあるでしょう。
ところが、むし歯・歯周病予防のためには歯磨きを絶対に行ってほしい「時間帯」があるんです。
朝起きた時、お口の中がネバつくことがありませんか?
そのネバつきは、おもにむし歯や歯周病の原因となる細菌の繁殖と、唾液の分泌量の減少が原因で発生します。
一日の中の唾液分泌量の変化を調査した研究結果によると、起床後から日中の活動時間においては唾液の分泌量は上昇し続けますが、就寝中は分泌量が減少することがわかりました。
唾液には抗菌作用があるのですが、就寝中は唾液の分泌量が減るため、細菌が繁殖しやすくなります。そこへ磨き残し(歯垢)があったり、もしくは歯を磨かないまま眠ってしまうということになれば、むし歯や歯周病にかかるリスクが一気に高まります。
つまり、就寝前には磨き残し(歯垢)がないよう、きちんと歯を磨くことが重要になってくるのです。
お口のケアを怠るとむし歯や歯周病となり、結果歯を失うことになりかねません。すると食事や栄養面に問題が生じ、体のあちこちに不具合が起こります。そして、かみ合わせの変化が頭痛や肩こり、腰痛を引き起こす原因となるケースもみられます。
さらに注意が必要なのは、歯周病と全身疾患の関連性です。多くの研究・調査で歯周病の原因菌がさまざまな全身疾患(糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、認知症など)の発症に関与していることが明らかになっています。
お口の健康と全身の健康は密接にリンクしていることがわかります。
むし歯や歯周病予防の基本は歯磨きであることは皆さまもご存じのところなのですが、毎食後はもちろん、就寝中のお口は細菌が繁殖しやすいことを考えると特に寝る前の歯磨きは欠かさず行うことが大切です。
しかしながら、セルフケアだけではむし歯や歯周病のリスクを回避することは難しいため、定期的に歯科医院を受診することがおすすめです。効果的な歯磨き指導や、プロによるお口のクリーニングなど、いつものケアでは行き届かない箇所も細かくケアしてもらって予防につなげましょう。
寝ている間のお口は唾液の分泌量が減り、細菌が繁殖しやすくなりますので、お休み前には特に念入りに歯を磨いて、歯垢など磨き残しがない状態にしておくことが大切です。
いつものセルフケアに歯科医院での定期検診をプラスすれば、予防にますます効果的です。お口のクリーニングや歯磨き指導などはお気軽に当院へお越しください。
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